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【超初心者向け】Javaのプログラミングの基礎の基礎、教えます!

 

Javaというプログラミング言語をご存知でしょうか。数ある言語の中でも上位に入る主流のプログラミング言語です。

この記事ではJavaの特徴や魅力をご紹介しています。Javaのことを知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

そもそもJavaのプログラミングって何?

まずはそもそもJavaがどんな言語なのか、どんなことができるのかについて解説していきます。

Javaの概要

Javaは1990年にアメリカのサン・マイクロシステムズ社によって開発が始まり、1996年に正式バージョンがリリースされた言語です。C++C言語を元として開発された言語ですが、正式リリースから20年以上たった現在でも多くの現場で使われているシェアの高いプログラミング言語です。

Javaの由来には複数の説があり有名ものは以下の通りです。非常にユニークな由来ですよね。

  • Javaの開発に携わった3人のエンジニアの名前の頭文字をとった(James Gosling、Arthur Van Hoff、Andy Bechtolsheim)
  • エンジニアが通っていたカフェのウェイトレスが来ていたTシャツに書かれていたメッセージ"からヒントを得た(It's a jungle out there, So drink your Java
  • "Just Another Vague Acronym"の頭文字を組み合わせて名付けられた。

Javaでできること

 Javaの強みとして、どんなところでも使用できるというものがあります。OSに依存することがないためさまざまな開発で使用することができます。日本でも広く使用されていますが、世界的にも利用頻度が高い言語であるという特徴があります。

Javaでできることの主だったものとして以下のようなものがあります。

  • デスクトップアプリの開発
  • Webサイトの開発
  • ゲームの開発
  • 業務システムの開発
  • 組み込みシステムの開発

上記は一例で他の場面でも使われることがあります。例えば、スマホのアプリもAndroidアプリであればJavaで開発が可能です。(iPhoneのアプリはAppleの製品に対応している言語でのみ開発可能)

上記の中でこれからJavaを学びたいと思っている方が注目するべきなのが、業務システム、Webサイトなどでも広くJavaが使われているという点でしょう。Javaは転職にも非常に有利なプログラミング言語です。

 Javaプログラミングのメリット

この項目では、Javaのメリットについて解説していきます。

プラットフォームに依存しない

Javaはこの環境でしか使えない、という制限がないというメリットがあります。OSで見てもWindowsはもちろん、MaciOSLinuxなどあらゆる環境で動作させることができます。なぜこんなにもさまざまな環境で動かすことができるのかというとJavaは、JVMJava Virtual Machine)という、Javaのために擬似的に作られたマシン上で動作しているからなんです。

このJVMを動作させることができるコンピューターであれば、どんな環境でもJavaを動作させることができるという仕組みになっています。環境に依存しないため、Javaはあらゆる環境で安定して動作させることができるという強みを持っています。

初心者が勉強する場合においても、使用したい環境にあったパソコンを新しく購入する必要がなく、自分の持っているパソコンで開発をすることができるというメリットがあります。

求人数が多い

下記はエンジニアに特化した求人サイト、レバテックキャリアが2019年に行ったプログラミング言語別の求人数割合のランキングです。この中でJavaは35パーセントと、2位のPHPを大きく引き離しトップの割合となっています。

 

JavaPHPが求人全体の約50%を占める。Pythonは3位に躍進  

 

Java求人は全体の35%近くを占め、昨年度に引き続き1位の座を獲得しています。

PHPは16.43%で2位にランクイン。2017年の調査開始以来安定して高い求人需要を維持しています。

Pythonは前年度の勢いを保ち、ついに3位に躍進。4位、5位にJavaScriptRubyが続く形になります。

レバテックキャリアより

Javaのプログラミングデメリット

Javaのデメリットも確認していきましょう。

環境構築が大変

Javaはどんな環境でも動くというメリットの代わりに環境構築が手間というデメリットがあります。特に初心者の場合は実際に動かせるようになるまでのハードルが高い言語だといえます。

学習に時間がかかる

 Javaはやや難しい言語であり、学習の時間もその分長くかかってしまうというデメリットがあります。できるだけ早くプログラミングを身に着けたい方には不向きな言語と言えます。

Javaプログラミングの特徴

この項目では、Javaの特徴について確認していきます。

オブジェクト指向

Javaの一番の特徴はオブジェクト指向という考え方です。オブジェクトという部品とそれを組み立てるという考え方からJavaは成り立っています。プロジェクト指向のプログラミングでは、プログラムの機能や役割を区別して、部品(オブジェクト)を組み合わせてプログラムを作り上げます。

大規模なプログラムを作る際は、部品を再利用できるオブジェクト指向はとても便利で、手間が省けます。

クラスの存在

Javaにはクラスと呼ばれるものが存在します。クラスとはオブジェクトの設計書のようなもので、オブジェクトの中のプロパティやメソッドをひとまとめにしたものです。

車を例に考えてみると、実際に作られた車がオブジェクトで、車の設計図がクラスです。クラスの観念はなかなか理解が難しいので、初心者の方は「クラスはプログラムの設計図」とひとまず覚えてください。

クラスは以下のような形で記載します。

class test{
....
}

Javaのプログラミングコードの書き方

Javaにはさまざまな文法やコードがありますが、その中でも基礎的な物を一部紹介します。

変数の宣言と値の代入

変数とは、情報を入れておく器のような物です。変数に値を代入することで、その値を計算したり、使用しやすくするために使われます。変数はあらかじめ宣言をする必要があります。宣言とは、「この変数をこの型で使うよ」とコンピューターに教える作業です。また、型にはいくつか種類があり、例えばint型であれば数字を入れるのに適しています。

この記事では、int型を例にコードの書き方や具体例を以下の通りご紹介します。

コードの書き方

型 変数名;
変数名 = 値;

具体例

int age;
age = 24;

実行結果

forを使った繰り返し文

繰り返し文はJavaでよく使われる処理の一つです。繰り返し同じ動作を使用させたいときに使います。繰り返し文にはforとwhileという2つの種類かあります。この2つの使い分けは、繰り返す回数が決まっているときはfor、決まっていないときはwhileとなっています。この記事ではforをご紹介します。コードの書き方や具体例は以下の通りです。

コードの書き方

for (初期化式; 条件式; 変化式){
  実行する文;
  ...
}

具体例

for (int i = 0; i < 5; i++) {
 System.out.println(i);
}

実行結果

条件分岐

 条件分岐とは「~だったら~する」というように条件に合わせて処理を変更するようなときに使用するものです。

書き方としては以下のような形となります。

コードの書き方

if (条件式){
  実行する文;
  ...
}

具体例

 
int num = 5;
        if (num == 5) {
            System.out.println("numは5です");
        } else {
            System.out.println("numは5ではありません");
        }

実行結果

switch文

switch文はJavaの制御文の一つで、条件によって実行する内容を変更したいときに使います。breakというコードは、プログラムをそこで終了させるという意味合いがあり、処理から抜け出させるときに使います。

コードの書き方

switch( 変数 ) {
case1:
case2:
  // 値1 もしくは値 2 のときはこの部分が実行される
  break;
case3:
  // 値3 のときにはこの部分が実行される
  break;
default:
  // 値1, 2, 3 のいずれでもない時にはこの部分が実行される
  break;               
}

具体例

int num = 3;

switch (num){
  case 1:
    System.out.println("大吉");
    break;
  case 2:
    System.out.println("中吉);
    break;
  case 3:
    System.out.println("吉");
    break;
  case 4:
    System.out.println("凶");
    break;
  case 5:
    System.out.println("大凶");
    break;
}

 

実行結果

配列

配列は、データを収納するコンテナのような役割を果たします。arrayということもあります。配列の型は「型」に [ ] をつけて、 型 [ ] という形で宣言します。

コードの書き方

型名 配列変数名[];

 

具体例

int a[];
a = new int[5];

int b[] = new int[5];

実行結果

配列は実行結果は目に分かる形で出すことができません。ですので、画像は省かせていただきます。

まとめ

いかがでしたか?今回は、Javaとは何かについて説明しました。

Javaは数あるプログラミング言語の中で、やや学習難易度の高い部類となっています。しかし、実際の現場でも使用されることが多い言語でもあるので、難しくても学ぶ価値のある言語といえます。

この記事が、Javaの学習に役立つと嬉しいです。